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漫画・アニメを個人的にリスペクトしたブログ 久米田テンテー信者。亀なレビューもどんと書く。
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もう発売されて1ヶ月ほど経ちますが、過去「ブレイブストーリー~新説~」を書いていた小野洋一郎先生がおくる「全能のノア」を紹介していきたいと思います。

あらすじ
突如起こった閃光が、100万人超の人間の記憶を消し去った。記憶喪失者は"キッズ"と名付けられ、地下ドームに隔離され、「異常者」扱いの暮らしを余儀なくされる。その「異常」を取り除く特効薬を作るための被験者として警察に連れ去られる2人の"キッズ"。その裏にはさらに大きな陰謀が...!? 2人を救うべく警察組織に挑む天才的頭脳の持ち主の"キッズ"・王生ノア。しかし彼こそが、記憶を消し去った元凶となる"モノ"を作った男だった...!!
by密林

作中ではこの”キッズ”と”アダルト”がはっきり区別されて描かれていきます。
それは”アダルト”=”健常者”という言葉でくくられるほどに。
おそらく王生ノア以外の”キッズ”はなりたくて”キッズ”になったわけではありません。
なりたくてなったわけではないのに健常者から管理され、蔑まされることあるしそのことについての苦悩。
これは現在の障害者やその関係者が持つものと同じものではないでしょうか。
”キッズ”については原因の解明ということと後天的に他者の手によってなってしまったというかなり特殊なケースではあるのですが、根本的には同じだと思います。

小野洋一郎先生(以下小野さん)はこういった差別的なこと、社会からタブーなところを作中に自然にだせていける人です。



前作「ブレイブストーリー~新説~」においても、これは原作からなのですが主人公のワタルは父の勝手な行動により母が壊れていく様子を目の当たりにします。
もちろん母が壊れていくのも、家族関係がこわれていくのもワタルに責任はありません。
ワタルもそうはなりたくはなかった。だが、なってしまった。
そんな苦悩を抱えたまま家族関係の修復と願いをもって”幻界”に旅だちます。



ここまでは映画とほとんど一緒です。
違うのは”幻界”に入ってから

・自分の願いを叶えるためとはいえ、命を奪ってしまったことの悩み
・”幻界”における北と南の宗教戦争描写
・ミーナが空気

というところだと思う。
これが映画版のダメなところです。
この3つがぬけてはブレイブストーリーから背骨をとったようなもの。

   ___
  / || ̄ ̄|| ∧_∧
  |.....||__|| (     )  どうしてこうなった・・・
  | ̄ ̄\三⊂/ ̄ ̄ ̄/
  |    | ( ./     /


その点小野さんはこの3つをすばらしく描ききってくれました。
特に上2つについては小野さん自身の持ち味があわさり、物語にさらなる深みをあたえてくれています。

差別という1つのタブーを物語に加え読者に訴えることができる。
小野さんはそういった作家だと自分は思います。
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